Entrenador de fútbolsala

フットサルの指導者をしています。フットサルについて思うこと、個人的見解を書いています。

時と場所(いわゆるタイミングというやつ)

【パスラインを作る動き】と【デスマルケする動き】は似てるけどちょっと違う 

Falcão

 

さて、約1年ぶりの更新となります。
この1年で環境が大きく変わってしまっているため、中々、ブログを書くという時間が取れなくなっていました。
ただ、自分がインプットしている内容をアウトプットしていくことは非常に重要なので、自分が得た知識を整理するためにも、細々と続けていきたいなとは思っています。
 
 
パスラインが見えない人へ。
サッカーでもそうだと思いますが、パスラインは見えます。
 
まず、「パスコース」と「パスライン」の違いについて。
漠然としたイメージとしての話。
 
「パスコース」は比較的広い範囲のパスが通るエリア
 
「パスライン」はパスを通したいところピンポイントの位置
 
フットサルはサッカーと比べて自分達が占有出来るスペースがほとんどないため、サッカーのようにある程度ルーズにパスを出してしまうと、相手にインターセプトされる可能性が高く、途端に味方がピンチになってしまう。
それはスペースが少ない分、相手との距離も近いから。
 
パスラインが見えないのはボールばかり見てしまっていて、パスを出す味方の動きが見えていないことがほとんど。
パスのタイミングが合わないのも、味方を見ていないから。
 
出し手と受け手のタイミングでいくと、サッカーでは受け手が出し手に合わせるというイメージ。
ですが、フットサルではその逆(出し手が受け手に合わせる)となります。
 
根本的なフットサルとサッカーの違い。
それは狭いピッチと限られた人数でプレーを行なうため、常に相手と対峙している状態となっているから。
そこを理解した上で考えていくと、理解がしやすいのではないかと思います。
 
 
【アイコンタクト】は凄く重要で、目を見て味方が何を考えているのか、自分がどうしたいのかが通じ合えた時に2人組の関係が出来上がります。
また、目が合っているのにパスが出てこないのは、「そこじゃパスを出せない」ということ。
そのために、自分にマークしている相手DFを剥がす【デスマルケ】の動きが必要となります。
ただ、パスを貰う時に味方の目を見ていれば良い訳ではなく、予備動作として味方がボールコントロールする前に、どこにスペースがあるのか、相手はどこにいるのか、ゴールまでの距離はどのくらいあるのか、そしては自分はどこにポジションしているのか、を見ておく(状況認知)必要があります。
 
数年前に作った動画
 
 
ということは
・[ボールを持っている、もしくはボールを貰おうとしている]味方が自分のことを見ていないのに動き回っても、それは有効な動きにはならない。
・味方とアイコンタクトが出来てからデスマルケしても遅くはない。
・デスマルケはマークを剥がす動きの総称なので、相手DFの目の前で動いてもあまり意味はなく、相手よりも先に動き出す、相手の視野から一度消えるということが大切。
 
 
◎あくまで、これは2人組の関係を作る上での話です。ここに、3人目4人目の関与が必要になってくるのですが、2人組の関係が出来ていないと、3人目4人目…とはなりません。
 
このことを意識出来るだけで、実際のプレーにも良い影響が出てくると思いますよ。