Entrenador de fútbolsala

フットサルの指導者をしています。

AFCフットサル選手権ウズベキスタン2016

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AFCフットサル選手権自体は2年に1回開催されており、日本代表は現在2連覇をしています。
そして、今年はコロンビアで開催されるフットサルW杯の予選も兼ねています。

 

結果
GL
 日本 1 - 0 カタール
 日本 11 - 1 マレーシア
 日本 3 - 1 オーストラリア
準々決勝
 日本 4 - 4 (PK1-2) ベトナム
敗者復活戦
 日本 2 - 6 キルギス
 
日本代表はベトナム戦とキルギス戦での敗戦を受け、AFCフットサル選手権3連覇はおろか、W杯の出場権も失うことになりました。
そして、その結果を受け日本代表監督のミゲルが退任することになりました。
正直なところ、今回の結果を受け入れることは非常に難しいですが、サイクルの終焉は必ず来ることなので、まずは自分が出来ることを含めて色々と分析し、前を向いていきたいと思っています。
そこで、この方のブログに書かれている内容が非常に的を得ていたので、非常に共感しました。
 
今回の敗戦は主にチームマネジメントの部分で結果的に上手くいかなかったのではないかと考えています。
直前まで怪我でプレーしていなかった星翔太選手の選出、強化試合でコロンビア相手にも怯まず堂々をピヴォの役割を果たしていた清水和也選手の落選。
前回大会での稲葉洸太郎選手のような、試合展開が膠着した時に、試合を壊せる選手の不足。
特にベトナム戦でのいわゆる名古屋セット(森岡選手、吉川選手、逸見選手、酒井選手)の出場時間の長さ、後半終了直前に失点における関口選手のメンタル面の落ち込みに対して延長まで何も変えなかったことが個人的には非常に気になったことでした。
攻守における戦術は主に2人組の関係を基本としたものであったものの、攻撃時は3人目の関与が少なかったことで、淡白な攻撃となってしまい、試合展開の停滞に陥ってしまっていたのではないかと思います。
ベトナムには日本からリードする力はまだないですが、全員が全力でプレーすれば追いつくことは出来ることを証明しました。
PK戦になると力の差は思ったよりもなくなってしまいます。
ベトナムはそこを狙ってきたのだと思います。
同じようにキルギスも同様に流れの中で得点を取ることは難しいであろうことは理解していたため、セットプレーを大切にしていました。
日本の前半の2失点は確実に足が止まってしまっていたことが原因です。
ベトナム戦の敗戦のショックを引きずってしまっていた日本には、今大会、どこのチームもゴレイロ(GK)の活躍が著しいものがありました。
そのため、前半の早い段階の2失点だけで試合を終えるには十分だったようです。
やはり、チームマネジメントの難しさが出てしまったのかなと思います。
 
確かに現在の日本代表は過去を比べても非常に良い選手が多いです。
海外でコンスタントに試合に出ている選手も増えており、逸見選手はUEFA  FUTSAL CUPにも出ているポルトガルベンフィカでレギュラーでプレーしています。
日本でも森岡薫選手筆頭に仁部屋選手や酒井ラファエル良男選手、滝田学選手など、非常に質の高い選手が前回のW杯の時と比べても増えています。
逆に、もしかするとこの4年間、順調に成長していたからこそ、ベトナム相手には計算しなくても勝てるという【慢心】があったのかも知れません。
だからこそ、ベトナム戦で3-1から連続で2失点しており、延長でもリードしながら追いつかれてしまったのだと思います。
 
あと、自分は初戦からテレビで見ていましたが、そのテレビからは何も伝わってくるものがなかったことが非常に残念でした。
もちろん、選手自身はベストを尽くせるように頑張っていると思います。
ただ、見ている側としては選手からの勝利を渇望しているという「姿勢」、勝負における「覇気」、悪い雰囲気を変えるんだという「気持ち」といったメンタルの部分が今まで表面化しなかった問題としてベトナムキルギス戦で噴出してしまったのかも知れません。
 
フットサルはサッカーよりもメンタル面が試合の流れを左右されるものです。
ほんの些細なことでも一気に流れが変わったりします。
選手が気合いや気迫を持っていることは当たり前ですが、それを見ている相手に伝わらなかったら、相手がある試合では発揮することの出来ない力となってしまいます。
ベトナム代表やキルギス代表がそうだったように、1試合にかける重みというのが重要ではないかと改めて痛感させられた大会でした。
確かに現在のFリーグでは、こういった緊迫する試合展開、戦略や戦術、インテンシティというものはほとんどないと思います。
 
 
次回大会は2年後です。
W杯は4年後、愛知県が名古屋での開催に向けて誘致をしています。
この4年でどの程度まで環境が変わっていくかは分かりませんが、自分は指導者として、日本フットサルの将来を背負っているという使命感と責任感を持って、出来ることをコツコツと行なっていくことが、すなわち日本の成長や発展につながると思います。
今回は日本と同じように強化を図っている(特にイランやタイはプロリーグがあります)他国代表に対して、それを上回るだけの地力がなかった、ここ数年の日本の競技レベルがそこまで向上していなかったと思い知らされる良いきっかけと捉え、真摯に受け止めていく必要があります。
そのためにもしっかりと今大会について分析を行い、情報共有して指導者個々人が成長していくことが先決ではないかと思います。
一人ひとりの指導者が過去の教訓から学び、新しい知識を得て、それを正しく発信することが出来れば、ミゲルロスがあっても日本のフットサルは大きく停滞することはないと思います。
ミゲルが行なった成果や結果は非常に大きなものですが、今こそ、ミゲルから学んだことを発揮する時ではないでしょうか。
幸い、自分が所属しているクラブは幼児から社会人まで一貫指導しているフットサル専門チームがあるクラブです。
まずは自分が指導している選手から将来の日本代表が出るように頑張っていきます。
 
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